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本の感想

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太陽のパスタ、豆のスープ(宮下奈都)
宮下 奈都
集英社
(2010-01-26)
コメント:暗闇をさまよう明日羽に、叔母のロッカさんは“リスト”を作るよう勧める。溺れる者が掴むワラのごとき、「漂流者のリスト」だという。明日羽は岸辺にたどり着けるのか?そこで、何を見つけるのか?ささやかだけれど、確かにそこでキラキラと輝いている、大切なもの。読めば世界が色づきはじめる…“宮下マジック”にハマる人続出中。

 明日羽の迷走っぷりが読んでて人ごととは思えない。そんな明日羽が、おばさんのリッカさんに促されて作った『ドリフターズリスト』 それが明日羽を救うのか!?
がつんと、大きな壁にぶちあたった彼女は、一人暮らしをしたり、お鍋を買ったり、そのリストに沿って行動を始めるのだけれど、色々な周りの意見や周りの人にガンガン影響を受けて、でも受けっぱなしじゃなく、自分で考えて行動する。そこが明日羽の強みかなあ。弱った時は弱った時で、頑張れるときは頑張って、なんだかんだそのまんまの自分を受け入れる彼女のまっすぐさが読んでいて気持ちがいい。りっかさんのヘンテコぶりもなかなか。
明日羽の母が言うセリフがなんともしみじみいい言葉。

明日羽が買ったル・クルーゼの黄色いお鍋でつくる料理がおいしそうでおいしそうで。スープが飲みたくなったので思わずつくっちゃいました。
(読んだ日2010.06 hatenaによる)
| 作家:マ行 | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
ホテルアジアの眠れない夜(蔵前仁一)
蔵前 仁一
講談社
(1994-06)
コメント:旅から、旅へ。バザールの喧騒、オンボロバス、路上の物売り、そして愉快な旅行者たち。ヨレヨレになって、たどり着いた安宿の屋上で空を見上げれば、満天の星たちが疲れを癒してくれる。辛くても熱くても、だから旅行はやめられない!

初めて読むけれど旅本では結構有名な方のようです。
出てくる情報はかなり古いのでまぁ今このような物価での旅は難しい気もしますが、男の人の旅だなぁと思う本。
出てくる日本人や外国人なんかうなずける部分もあればずいぶんと偏った…、と思う部分もあり、別にいいんだけどねと断ってる割には結構こだわってたりしてるのがおもしろい。
そういえば今回行った場所であった男の子は、なんというかこういう感じの本に出てきそうなタイプだったような気がする。初めてがインドで、7割脱落する(らしい)中残りの3割に入りインドを生き抜きうんたらかんたら。正直NIGATE(^p^)なタイプの子だった気がする。たぶんいい子なんだけれどね。たぶん。
人にはそれぞれの旅行の仕方があって、本当にそれはそれぞれで、自分の仕方が自分にとってベストならそれでいいじゃないか、と思うのだけれど。口出しされるのだけはいやなんだよなあ。基本。

とまぁ関係ないことかきましたが、機会があれば違う本も読んでみたい。

| 作家:カ行 | 11:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヨモギ・アイス(野中柊)
野中 柊
集英社
¥ 500
(2007-04)
コメント:愛するジミーちゃんとアメリカで新婚生活を始めたヨモギ。doing nothingをモットーに、仕事も家事もせず暮らす若い日本人妻に、世間の風当たりは強いのだけれど―。人種、性別、文化、思想…さまざまな「差異」をポップな文体で斬りこんだ海燕新人文学賞受賞のデビュー作。表

JUGEMテーマ:読書
 アマゾンのレビューが的を得ている。久々の野中さん。
実際にアメリカ人の男性と国際結婚をされていたことがあると今回初めて知りました。
今の作風よりも俄然こちらのほうが好きです。
皮肉っぽくてちぐはぐでわがままで。そんな主人公たち(ヨモギとマドコ)とその相手(ジミーとウィル)、それぞれがちょっとしたずれを互いに抱えつつも、なんか知らないけどなんとかなるよな姿勢が好きでした。マイノリティとマジョリティの部分はなんか怖って思ってしまった。
にしてもウィルのあの元カノはどうなのっていう。あれってありなの?もし自分だったらかなりイラっとするよなあ。
ちょっと野中さんの本読み返してみようかな。
| 作家:野中柊 | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,680
(2007-11-29)
コメント:【山本周五郎賞(第21回)】【本屋大賞(第5回)】俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか。精緻極まる伏線、忘れがたい会話。伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた書き下ろし長編。

基本的に、伊坂の本に関しては映画化反対派です。
彼の本の中に出てくる人間は実像になっちゃだめなんだよ、ウソくさくなるから。

さて、感想。
グラスホッパーとか魔王の要素を取り入れつつ、みたいな感じ。
結構人が死ぬのはグラスホッパーみたい。政治家が絡んでくるのは魔王みたい。
ただこの本は、
THE 不条理。
不条理の怖さとそれをあっさり受け入れる権力の不気味さ。
読み進めば進むほど「逃げろ!逃げろ!」って青柳君の身内のような気持になる。彼らの友達の気持ち、親の気持ちがまるで自分ごとのように感じられる。
結局どうなるのか、彼はどうなるのか、それだけが原動力だけれどそのシンプルさに読む手がとまらなくなる。
ネタばれ↓
ちょっと期待してたのは、首相は実は生きているというオチだったのだけれど、(だって遺体はみつかっていないっていってたし…。)そういうもんでもなかったみたい。i
ネタばれ終了

とにもかくにも青柳くんは堺雅人ではない。

| 作家:伊坂幸太郎 | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
訪問者(恩田陸)
恩田 陸
祥伝社
¥ 1,680
(2009-05-14)
コメント:山中に佇む古い洋館−。3年前、不審死を遂げた実業家・朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督・峠昌彦が急死したためであった。だが、屋外で見知らぬ男の死体が発見され…。

読みながら思ったのは、こういう設定恩田さん好きなのかなってこと。
木曜組曲とかでも洋館使われてるし、結構洋館ってキーワードとして出てきますよね、恩田さんの小説に。
ただ今回ちょっと違うのは、オーソドックスなミステリーぽい使われ方をしているというところ、かなと。
森の奥にある洋館、雨、事故により閉じ込められる等々。
ただ、そこらへんにある安易なミステリーではなく恩田さん独特の雰囲気で物語を作り上げているところはさすが。
しかしいまいちこの長さでいろいろ持ってきすぎて筋がぼんやりしている気がする。
面白かったけれど、うん、で?って思ってしまったり。
雰囲気だけ見れば嫌いじゃないけれど、ミステリーとしては中途半端な感じでした。

| 作家:恩田陸 | 19:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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